【お知らせ】あんしんネットワーク 第2回講演会

  |  Posted by admin — 2009/05/25 17:05  |  

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向島二の丸・二の丸北あんしんネットワーク主催による講演会を『認知症の方を地域でどう支えるのか ~地域で安心して暮らせる街づくりを考える~』と題して、下記の通り行います。

『認知症の方を地域でどう支えるのか

~地域で安心して暮らせる街づくりを考える~』

日時:2009年5月30日(土)13:30-15:30

場所:種智院大学 306教室

発題:
坂谷 雅則さん(グループホーム「まこと」 家族会代表)
井上 佐都美さん(向島地域包括支援センター センター長)

助言者:
森 俊夫さん(洛南病院医師)

コーディネーター:
山下 裕史さん(種智院大学専任講師)

主催:
向島二の丸・二の丸北あんしんネットワーク

お問い合わせ先:
京都市南部障がい者地域生活支援センター「あいりん」
tel:075-604-6159(担当:平田、佐藤)

昨年の12月に行われた、認知症への理解を促す取り組み「認知症って何?」の講演会に続く第2弾。

今回は、家族支援という観点から、種智院大学の山下先生のコーディネートで、家族の体験談としてグループホーム「まこと」家族会代表の坂谷さん、支援する側から向島地域包括支援センターの井上センター長の発題を聞き、前回に引き続き洛南病院の森医師より助言をいただく予定です。

講演会パンフレット(pdfファイル)

≪向島二の丸・二の丸北あんしんネットワークとは≫
【設立に至る経緯】
向島ニュータウンで知的障がいの娘さんとお父さんがおふたりで生活されていましたが、そのお父さんに認知症の症状が現れたことにより、おふたりだけでの生活が難しくなってきたため、障がい者の相談支援事業所やヘルパー事業所などが協力しておふたりの生活を支援していました。
その後、お父さんは体調不良のため入院し、娘さんはショートステイを利用することになりました。お父さんは約1ヶ月後に退院しましたが、娘さんの介護ができる状態ではなかったため、お父さんおひとりの生活になりました。しかし、時々、団地の階を間違えて迷ったりすることも増えてきたため、民生委員さんにも協力を得て、”迷っている姿を見かけたら自宅へ案内してくれないか”と地域住民に働きかけてもらいました。しかし、約1年後、再び入院することになりました。

このお父さんのケースを通して、生活のしづらさがありつつも、地域住民の理解(専門職もだが)や少しの支えがあれば、まだまだ在宅での生活が続けられたのではないか、と感じました。
また、お父さんの主治医であった洛南病院の森先生が、「様々な制度の利用だけでなく、民生委員をはじめ、地域ぐるみでお父さんを支えている仕組みができつつあるのではないか。今後、向島を“認知症の方が暮らしやすい街のモデル地区”となる取り組みができないか。」と話して頂きました。

それを受け、二ノ丸民生児童委員会で認知症の講演会を提案し、地域の自治会や社会福祉協議会、地域包括支援センター等に声をかけ、快く賛同して頂き実行委員会を立ち上げたのがきっかけです。

そして、その会議を通して、地域には様々な課題があることがわかり、それを地域で支えるしくみをつくろうと、その実行委員会を発展解消し、「向島二の丸・二の丸北あんしんネットワーク」として設立しました。

≪講演会第1弾 「認知症って何?」≫
昨年12月6日、洛南病院の森俊夫医師に講演して頂きました。認知症の基礎知識から対応やケアについての考え方、そしてこれからの方向性を、とてもわかりやすくより身近に感じることができた講演会でした。下記、題目です。

・認知症はどれくらい多いの?
・認知症になると誰が介護するの?…家族介護だけだと破綻する
・認知症って何?
・認知症の症状をどう捉えるのか
・認知症にどう対応したらいいか…ケアについての基本的な考え方
・受診の時期はいつがよいか
・認知症の予防
・これからの認知症ケア…向島の可能性と方向性

そして、この講演会の後のあんしんネットワークの会議で、「認知症の方の介護を家族が抱え込まざるをえない状況のため、介護している家族も病気になってしまうケースが多い」という民生委員さんの身近な意見から、第2弾として家族支援の視点からの講演会を行うことを決定しました。



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